質屋蔵・猫の忠信

「質屋蔵」を初めて聴いたのは「島之内寄席」でした。戦後初の上方落語の定席と言われた「島之内寄席」、上方落語協会の悲願でしたが、月に5日間だけ島之内教会で開かれていました。そこで聴いたのがうちの師匠、桂米朝の「質屋蔵」。「質屋蔵」という落語はタイトルだけ知っていました。サゲをそのままタイトルにするという安易に名付けた落語が多い中、この噺は…
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代書・まめだ

「代書」は私の大師匠に当たる……あ、大師匠の意味分かりますか? 師匠の師匠が大師匠。親子関係に例えると父の父でおじいちゃんです。そのおじいちゃん、四代目桂米團治師匠がつくった昭和15年頃の新作落語が「代書」。三代目春團治師匠は「代書屋」と「屋」を付けてはりましたが、原作では「代書」でした。 昭和15年というと、ジョン・レノンが生ま…
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大文字

昨日の「桂米二北白川ひとり会」へ来ていただいたお客様、ありがとうございました。三席、気持ちよくしゃべらせてもらいました。 しかし、昨日は大変な一日でした。台風でなかなか交通機関が回復せず来られなかったお客様もありました。私の落語のために右往左往してくださって申し訳なく思います。 私は前回のようにタクシーで北白川へ向かおうとし…
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ひとり会

最近、凝ってる会がひとり会。桂米二だけしか出ない落語会。誰も頼らずに全部一人でする会。ギャラを独り占めにできる会。責任は全部ひとりで取る会。 チラシを並べてみました。今日もあとほんの少し入れます。
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ロビー・ロバートソン

数日前、新聞の訃報欄を見てたら、桑原和男さんの隣にロビー・ロバートソンの訃報が……。こっちのほうがズシーンと来てしまった。 そんなに聴きまくった訳ではないけど、私の中では大きな存在だった。一度もライブは見てないが(正式な日本公演はなかったと思う)、映画「ラスト・ワルツ」を何度か見て、本当に見たような気になっている。 …
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