愛犬物語
コロ、ロン、ポポ、メリー、ミッキー。
子どもの頃から私の実家に居た歴代の犬の名前です。ずっと雑種ばっかりでしたが、メリーはマルチーズ、ミッキーはシェトランドシープドッグの血統書付きでした。
一番長生きしたのはメリー。私が噺家になる時、3年後に戻ってきた時はもう死んでるやろうなぁ、と思て弟子入りして、年季明けして帰ってきたら、まだ生きてました。15年以上は生きてたでしょう。この犬には高校生の時、毎朝起こしてもらってました。
そのメリーが死んでから、犬好きの亡くなった母がもらってきたのがミッキー。そういうとお金を出して買った犬なんか一匹も居ません。全部どこからともなくもらってきた犬ばっかりでした。
私が一番面倒を見た犬がミッキーでした。小さい頃、「名犬ラッシー」を見ていた世代です。コリーには憧れがありましたね。その小型とはいえミッキーがうちへ来た時は自慢したくなったものです。
実家の近くは緑が多かったので、散歩へ行くところは一杯ありました。人が居ないから放してもやりました。
元気だったミッキーでしたが、ちょっと様子がおかしいな、と思った時にはフィラリアにかかってました。うかつでした。マルチーズのメリーが長生きしたので、それよりずっと大きい犬だからと安心してました。でも屋外で飼っている犬が蚊の餌食になるのは考えたら当たり前のことだったんです。
わずか5年ほどで逝ってしまいました。悔やんでも悔やんでも悔やみ切れません。フィラリアはかかって当たり前、予防するものだったんですね。そんな知識もなく犬を飼ってたんですから。ワーワー泣きました。今でも涙の種なんですから。
その時に、もう犬は飼わんとこ。固く決意しました。
それから20数年。人の気は変わるもんです。特に私はころころ変わる。
娘が「犬が欲しい」と言い続けたのをタイをかわして逃げ延びてましたが、家内が仕事をやめたり、私も暇で仕事が減ってきたこともあり(笑うてられへん)、少しは犬を飼う環境も整ってきたので、ミニチュアシュナウザーのボックを飼い始めたのです。
「機は熟したり」
生まれてわずか2ヶ月で我が家へやってきました。寂しがるかと案じてましたが、すぐに馴染んでくれたようで、小さい体で飛び跳ねてます。
トイレもわりとすんなり覚えて粗相をしなくなったと思たら、ウンチを外にこぼしました。あのなぁ、ボック。体が中にあってもケツを外へ出したらなんにもならへんで。
こいつのおかけで今はみんなが笑顔で過ごせてます。あとは病気をしないように、蚊に刺されないように、すくすく育つようにしてやるのが我々の務めです。噺家の家では、犬の世話は弟子の仕事。二葉ちゃん、あとは頼んだで。
この記事へのコメント
目の前で死んでしまった子もいます。本当につらいですよね
でも、縁があってまた出会った子なんですよね!実家にもいます。
今日もお手伝いに行きました。
ここ数年ですが、シャンプーをプレゼントしています。虫よけシャンプー
結構お勧めです。通販サイトペットくすりで毎年恒例のプレゼントになりました。