無料の落語会

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入場無料の落語会。大変お得な催しではありますが、しょっちゅう落語会をやっているところではあんまりやって欲しくないですね。有料の会をやってる隣でタダの会があったら、みんなタダのほうへ行くやないですか。

普段、落語会をやっていないところでは嬉しい催しです。これをきっかけに落語ファンになる人がきっとありますから。

たまたま2日間続けて無料の落語会へ出演しました。9月23日秋分の日。お彼岸の中日と言えばお寺ですね。毎年行ってる井手町の円覚寺さんへ今年も行ってきました。と言いながら、去年はコロナで中止になったので、正確に言うと2年ぶりでした。その会のタイトルは「お彼岸寄席」。安直な付け方ですが。

井手町は京都府の南のほう、宇治市、城陽市より少し南にあります。京都から二豆を乗せて車で井手町へ向かいます。途中、ひろば君をJR京田辺駅へ迎えに行きました。

偶然ってあるものですね。京田辺の駅で團治郎君にバッタリ。彼は違うお寺へ行くそうです。そうそう、やっぱりお彼岸はお寺から呼んでもらえるのですね。あんまりキリスト教会からは呼んでもらえません。

團治郎君と別れて、井手町の円覚寺さんへ。開演前に豪華なお弁当をいただいて(写真はありません)、まず住職のお勤めから始まります。前座にお経なんて、罰が当たらへんかいな、てなこと思いながら落語の部が開演しました。二豆、ひろば、米二が一席ずつ。

IMG_4347 お彼岸寄席 円覚寺 二豆.JPG

この会はどなたでも入ってもらえるので、私の会の常連さんも何人か来ていただきました。ありがたいですね。追っかけされるのは嬉しいもんです。でも同んなじ噺を何度も聴かせているのは申し訳ないと思うのですが……。

とにかく皆さんにケラケラ笑ってもらえて「お彼岸寄席」は無事終了。円覚寺さん、皆さん、ありがとうございました。

次の日、24日の土曜日は南丹市の美山へ行ってきました。美山の内久保というところの自治会から呼んでもらいました。ここの「宿苑 勘兵衛」の若奥様は私の古いお友達です。若い頃は落語会の常連さんでした。美山に住むようになって落語会とは疎遠になりましたが、実は考えてはったんです。地元で落語会をやりたいと。嬉しいやないですか。自治会の役員をするようになって、それがやっと実現しました。そんな訳で二豆と二人で行ってきました。

会のタイトルは「内久保公民館寄席」。この公民館、以前は小学校だったそうです。その講堂で落語会。舞台はほぼできてました。山台を積み上げるところまで。そこで持ってきた毛氈を巻いて、座布団を置いてできあがり。落語はほかの芸能と違って、舞台設営も比較的簡単なんです。

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ここでもお昼ごはんをいただきました。写真撮りましたで。地鶏鍋(うどん入り)定食に鮎の塩焼き付き。豪華でした。二豆が嬉しそうな顔してました。食べることは一人前、落語はまだ半人前。

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前座が二豆、私が二席しゃべったあと、福引き大会で終了。初めて落語を聴く人も居ましたが、喜んでもらえたと思います。

今はコロナ禍なので、地元の人だけに聴いてもらいましたが、コロナ後はよその人にも入ってもらえると思います。福引きは地元の人しか当たりませんが……。

で、この会は続くんでしょうか? やるとしても2年後やそうです。予算の都合で。……私のギャラ、そんな高かったかいな?

「でも、その時は私は役員ではなので、落語会になるかどうか分かりません」

と、若奥様。2年後は漫才やってるかもしれませんな。知らんけど。

出張落語会。承ります。お気軽にご相談ください。私はスケジュールさえ合えば必ず行きます。予算のことでゴチャゴチャ、ゴチャゴチャ言いません。言うとしたら「ゴチャ」ぐらいです。

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