新人お笑い尼崎大賞 落語の部

20221002_102906 新人お笑い尼崎大賞 アルカイックホール・ミニ.JPG

昨日、「第23回新人お笑い尼崎大賞」落語の部、本選会の審査員を務めてきました。毎年、やらせてもらっていますが、去年は本選会とスケジュールが合わず、予選会の審査員でした。本選会はいつも予選会を担当している桂米左さんに代わってもらいました。これでお互いの苦労が分かったんと違う?

いやいや、予選は大変でした。コロナ禍でビデオ審査になったのですが、一気に33本も見たのですから。しかも全部に講評を書くのです。それへさして私はコロナから復帰したところでまだ元気がなかった。ざーやん(米左君)の苦労がよく分かりました。

今年はわたしゃ本選会に戻って、ざーやんは予選会に戻って元通り。予選を通った6名の落語を聴きました。会場はアルカイックホール・ミニ。「尼崎落語勉強会」をやっているところで、馴染みもあります。

さすが厳しい予選を突破した皆さん。レベル高いわ。審査員があんまりケラケラ笑うわけにもいかんので、ちょっと仏頂面をしてましたが、楽しませてもらいましたで。6名のうち3名が入賞となりました。

奨励賞は「強情灸」の楽し家うれ志さん。81歳ですと。どこが新人やねん? あ、べつに出場資格に年齢制限はないそうです。81とはお若う見える。どう見ても77、8。これは「子ほめ」ですが、もっとお若い。審査員の北村京子先生、実行委員長の辻本ゆかりさんも同意見で奨励賞に決定。奨励賞というより功労賞がふさわしいかも?

優秀賞は「近日息子」の日日是(にちにちこれ)晴天丸さん。16歳の高校生です。まあ、楽しい落語をするんですよ。お客さんの受けは一番でしたね。それにまた若い頃の桂雀々君によう似てるわ。大賞の力も充分あったのですが、大賞を取ってしもたら、もうこの大会に出られません。この大会を来年も盛り上げて欲しいという思いもあり、優秀賞になりました。

大賞は「紙入れ」の境家(さかいや)一八四(いやよ)さん。上手い。文句なしに美味い。また「紙入れ」のおかみさんが色っぽい。21歳の大学生とは思えません。惚れ惚れするおかみさんを描いて大賞となりました。審査員の意見が異なることもなく、ほぼすんなりと三つの賞が決まりました。

皆さん、お疲れ様でした。入賞を逃した皆さんも良かったですよ。またチャレンジしてください。

この写真は大賞を発表した瞬間です。みんなのリアクションが……。

IMG_4370 新人お笑い尼崎大賞 大賞発表.JPG

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック