桂米二独演会@中之島会館

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中之島会館で落語会は初めてです。行ったことがありません。どういうところなのかワクワクします。

三つ演目を出しましたが、どれも好きな噺です。ま、嫌いな噺ははじめからやりませんが……。


「向う付け」

8年前、創元社から出版された「増補改訂版米朝落語全集」の編集を担当しましたが、その時、どこからかうちの師匠の「向う付け」の音源が発掘されていました。どこからやろ?

編集者の特権で聴いてみました。それが面白かったので、本が出版される前に私が覚えてやりました。フライングかな? 仁鶴師匠の「向う付け」とは一味違います。そして私のオリジナルのくすぐり(ギャグ)が一つあります。二つやったかな?


「風の神送り」

うちの師匠が創元社の「米朝落語全集」の解説にこういうふうに書いてます。

「大正ごろまではまだ演じられていたそうですが、昭和になってからやる人もなく滅んでいたのを、昭和42年と思いますが私が復活したもので、ちょいちょいやっていますが、珍しいせいか案外喜ばれます」

うちの師匠は、この噺を多くの噺家が受け継いでやってくれると思ったのでしょうか? 残念ながら数人しか今はやりません。一番よくやっているのが私でしょう。

この噺には分からない言葉がたくさん出てきます。ほんとにたくさん出てきます。だからみんなやらないのでしょう。でも、その分からない言葉も噺の大筋には関係ありません。ですから分からなかったらスルーしてください。それにこだわらなくてかまいません。それよりも次の展開についてきてね。

NHKでもやりました。テレビ(関西ローカル)、ラジオ(全国)両方で放送されました。演目を決める時にいくつか候補を挙げるのですが、NHKの担当はすぐにこの「風の神送り」を指名してきましたね。それだけ珍しかったのでしょう。

何度かやるうちに、オリジナルのくすぐりも加わりました。自慢するほどのものではないけれど……。


「除夜の雪」

独演会のチラシに使われている写真はまさに「除夜の雪」です。どの場面かは聴いていただいたら分かります。暗い噺です。寂しい噺です。悲しい噺です。でもどこか暖かさを感じます。

昔のお寺の大晦日はこんなんやったんや、と感じてもらえたらと思います。登場人物では小坊主になってまだ3ヶ月の珍念が活躍します。小学校を出て間がない時に修行に入ったのでしょう。可愛らしくて、したたかな小坊主です。

うちの師匠の「除夜の雪」の録音がいくつか残っていますが、みんなやり方が違うんです。それぞれにいいところがあって、そのいいとこ取りの台本を自分でつくってみました。それを元にやらせてもらっています。オリジナルのくすぐりは……ありません。けど言い方を工夫してみました。少し笑えると思います。


  ☆10月22日(土) 14:00~ (開場13:30)
桂米二独演会2022/中之島会館(椅子席)
 中之島フェスティバルタワー・ウエスト4F
 🚇大阪メトロ四つ橋線「肥後橋」4番出口直結
 🚃京阪中之島線「渡辺橋」12番出口直結
「向う付け」「風の神送り」「除夜の雪」桂米二・三席
「開口一番」慶治朗  糸:貴子
🎫前売予約¥3,500 当日¥4,000 👪ユース(25歳以下・要年齢証明)¥2,000 💺全席指定
ユースのチケット🎫取り扱いは米朝事務所と桂米二予約センターのみ
主催・お問い合せ 📞06-6365-8281 米朝事務所(平日10:00~18:00)
問&予:📱080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
📩PCメール・Yahoo・Gmail等はこちら g-yan@yoneji.com
📩携帯メール(docomo・ezweb・softbank等)はこちら yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
LINE 桂米二予約センター ID:hanashika_yoneji 🔎 08053387331
 まさかまさかの繁昌亭夜席、奪取作戦敗退。
 1週間もの長きに渡って申し込みましたが、全部振られました。
 気を取り直して中之島会館で開催が決まりました。

中之島フェスティバルシティ

中之島フェスティバルタワー・ウエスト地図


チケットぴあでの販売は終了しました。売り切れたからとは違うよ。

ご予約メール、ご予約LINEはできたら明日22日(土)の朝9時までにお願いします。それ以後はお返事できませんが、メールの確認はできるので、チケットご用意しておきます。

コロナ以後、ご予約にはお名前とお電話番号が必須となっております。お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

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