客席から鑑賞
昨日は番組編成委員会で午前中から大阪へ行ってました。今、出ている繁昌亭昼席の4月の番組を決めました。わりとすんなり短時間で。
いつもは仲入り前ぐらいに楽屋入りします。密になるのを避けるため早くからの楽屋入りは推奨されていません。でも昨日は早くから楽屋入りしてしまいました。これは密を避ける努力をせんといけませんな。
客席から鑑賞することにしました。2階席で目立たぬように姿を隠して観てましたが、楽珍君は私を発見したようです。視力ええんやね。
ちりとてちん 露の瑞
田楽喰い 笑福亭生寿
鹿政談 桂楽珍
奇術 一魁斎京次郎
上燗屋 桂出丸
青い瞳をした会長さん 桂三歩
仲入り
始末の極意 桂ちょうば
狼講釈 露の吉次
書生節 旭堂南海・宮村群時
はてなの茶碗 桂米二
仲入りまで客席に居ましたが、いつも舞台袖から見ているのとはやっぱり違いますな。よく知ってる噺やのに何回か笑いました。落語は前へ回って聴いたほうが面白いように思います。自分の落語だけは前へ回って聴けないのが残念ですが……。
三歩さんはいつもマクラで衣装の紋付の紋の説明をされます。人間国宝の米朝師匠の紋と同じや、言うて。もちろん私も同じ紋です。三つ柏の紋なのですが、それを図式化したような紋で、結び柏と言います。米朝一門と文枝一門はこの紋なのです。春團治一門は同じ桂でも花菱です。
普通、紋は白抜きに染めるのですが、三歩さんの紋付は違います。貼ってあるんです。しゃべってる時に紋を外してしまうので大爆笑になります。楽屋でその貼り付け紋を見せてもらいました。これです。両面テープで付けるんですと。
京都へ帰ってきたら、道路はまだツルツル。そして今日、また雪が降ってきました。もう知らんで。
本日も繁昌亭にてお待ちしております。客席はあまり密になってないから安心ですよ。
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