第16回米二・塩鯛二人会

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あっという間に1月も下旬。本当に早く過ぎていきます。明日の会のお知らせが遅い言い訳でもありますが……。

さて「米二・塩鯛二人会」も明日で16回目。第1回は2009年11月でした。それから、12月に開いた時期もありましたが、今は1月開催に落ち着いています。

今まで私が口演した演目を列挙してみます。

ふぐ鍋、けんげしゃ茶屋、猫の忠信、貧乏花見、除夜の雪、初天神、定年日和、三枚起請、天神山、替り目、厄払い、不動坊、天狗裁き、風の神送り、阿弥陀池、愛宕山、池田の猪買い、まめだ、寄合酒、骨つり、始末の極意、火事場盗人、向う付け、親子茶屋、除夜の雪、初天神、時うどん、代書、茶の湯、景清

昨年までの分ですが、「除夜の雪」と「初天神」は2回やってますなあ。どちらも時期がぴったりということもありますから。……と言い訳。二つも重複してるとは思てませんでした。

明日は「つる」と「牛の丸薬」。「つる」は前座噺としてポピュラーで、私も昔はよくやっておりました。「桂米朝独演会」の前座で何度もやらせてもらいました。そのたんびに師匠から、

「サゲのところはもっとくそうにやれ」

と言われました。「くそうに」と言うのは、臭いをさせろという意味ではなくて(落語でどないして臭いを発生させるの?)、強調する、オーバーに演じるという意味です。私のはあっさりしてたんですな。ま、とにかく「つる」という噺は四代目桂米團治師匠、そして師匠、桂米朝が大事にしてきた噺です。よく言うてはりました。

「『つる』は落語のエッセンスや」

と。落語のテクニック的なこと、つまり突っ込む、間を持つ、すかすなど大事な要素がみんな入ってる落語なんです。それを自然にやれるというのが大事なんでしょうね。


塩鯛さんは私とほぼ同期です。ざこば兄さん(当時は朝丸でした)の弟子ですが、修業中はよくうちの師匠のところへ稽古に来ていました。つまり私もその稽古に居合わせた訳です。最初は「宿屋町」の稽古をしてもらってました。自分の師匠より先に大師匠の桂米朝に稽古をしてもらったんですね。

「牛の丸薬」も稽古してもらってました。私はそれを見て、聞いてました。自分が稽古してもらうより、人が稽古してもらっているのを見るほうが良く覚えられます。稽古してもらってる本人は緊張で舞い上がってるので、なかなか覚えられません。傍観者は冷静ですからね。

そんな訳で私は「牛の丸薬」をよく覚えている……と言いたかいのですが、ほとんど覚えてません。若かったのに。当時はやろうと思わなかったからかな? やり出したのは15年ほど前ですが、実際に見ていた稽古のことは覚えてなかったです。もったいないことしましたわ。

そんな訳で、一から覚えたようなものですが、その「牛の丸薬」と「つる」を明日の会でやらせてもらいます。

まだまだ入れます。ご予約お待ちしております。

  ☆1月23日(火) 🕡18:30~ (開場 🕕18:00)
第16回米二・塩鯛二人会/🏮天満天神繁昌亭(椅子席)
 🚇Osaka Metro地下鉄「南森町」4番出口徒歩3分・🚋JR東西線「大阪天満宮」7番出口徒歩2分
オープニング・トーク 「つる」米二 「強情灸」塩鯛 「牛の丸薬」米二 「寝床」塩鯛 糸:美紀
💴前売¥3,000 当日¥3,500 ユース(25歳以下・要年齢証明・10席限定)¥2,000
💺全席指定 📅11/23(木・祝)前売・予約受付開始
チケットぴあ 要手数料
チケットぴあ 第16回米二・塩鯛二人会
🏪セブンイレブン Pコード 597-700入力要 💰手数料¥110
📞06-6352-4874 天満天神繁昌亭窓口 手数料無料
問&予:📱080-5338-7331 桂米二予約センター(主に留守電)
📧PCメール・Yahoo・Gmail等はこちら g-yan@yoneji.com
📧携帯メール(docomo・ezweb・softbank等)はこちら yoneji.k-yoyaku.0906@ezweb.ne.jp
📶LINE 桂米二予約センター ID:hanashika_yoneji 🔎 08053387331
 1月恒例となりました。60代後半の米二、塩鯛は元気でございます。
 今のところまだ枯れない二人の至芸をお楽しみください。
 Pコード(597-700)は天満天神繁昌亭の公演全部が対象です。
 1月23日(火) 6:30PMをご指名ください。
 オンライン配信あります。菟道亭オンライン繁昌亭 ¥2,000
菟道亭オンライン繁昌亭 第16回米二・塩鯛二人会

天満天神繁昌亭

天満天神繁昌亭地図


オンライン配信あります。菟道亭オンライン繁昌亭 ¥2,000
https://www.todoutei.com/shop/detail.php?type=1&id=hj24012303

明日、繁昌亭へは行けないけど、配信で何回も見てやろうとおっしゃるお方、こちらからご購入ください。1週間見放題はお得です。
次のオンライン配信は2月12日の「京の噺家桂米二でございます」までありません。

ご予約は明日、午後5時頃まで受け付けております。たぶんお返事もできると思います。返事がなくても来ていただいたらチケットご用意します。

またチラシ画像を見せてもらうか、「ブログ見た」と言うていだいたら前売料金にいたします。

サービスとしてサンケイホールブリーゼでの大喜利で墨を塗られた二人の顔をご覧いただきます。

IMG_4246 墨が付いた顔 米二 塩鯛.JPG

この記事へのコメント

taka-me
2024年01月26日 15:05
すいません。ブログへの感想ではありません。
先日、車で長距離出張の必要があり、久しぶりに落語のCDが欲しくなり、捜していたら、故吉朝師匠のCDが安く出ていたので、買ってみました。
「七段目」を聞いてビックリしました。吉朝さんの落語も数回は聞いてるはずなのに。なぜか、今頃になって大はまり。いやあ、かっこいいなあ。
しかし。さらにもうちょっとと思い捜しましたが、検索に出てくる点数が少なくなっていました。
自分が、好きだったこと、好きだった人、好きだったとこ。
なんか、だんだん少なくなっているようで。
切ないです。すいません。愚痴です。