尼崎落研選手権 予選はビデオ審査
毎年恒例の「尼崎落研選手権」は今年で11回目を迎えます。ということは第1回からまる10年です。不肖、桂米二が第1回から審査員をさせていただいてます。細々と開いていたのが、近年はエントリーする大学落研が増えてまいりました。嬉しい悲鳴ではありますが、私には新たなる使命が……。
今まではエントリーしたらどこの大学も出られたのですが、数が増え過ぎて一日では納まらなくなりました。そこで予選をすることに。
えっ? 予選てどうするの? 誰が審査するの?
他人事(ひとごとと読んでね)のように思てたら、私にお願いされてしまいました。ビデオ審査です。一人当たり10分程度のYouTube動画を観て、聴いて、そして決勝に残る人を選ぶのです。
えっ? 私一人で決めるんですか? 決勝は私以外に審査員が二人居ますから、お互い探りを入れながら意見交換ができるのですが、ビデオ審査では私一人の決断でエントリーした落研の運命が決まります。
えっ? それやったら落ちた人の恨みが全部こっちへ来るやん。決勝は三人で恨みを引き受けたら良いので気が楽ですが、予選は恨み、怨念を一人で引き受けることになりました。ああ怖……。ちなみに決勝進出した人の喜びはあまり伝わってきません。
今年は28校のエントリーがあって12校が決勝進出です。そのうち2校はシード校(昨年の大賞、優秀賞受賞校)で出場が決まっています。残り枠10校を桂米二が選ぶのです。
劇団四季の入団オーディション。最初の歌の審査はその人の録音を聴くのですが、第一声で分かるそうです。ダメなものはダメと。つまり5秒ほどで落ちる人は落ちるんだそうです。落語も同じで最初の10秒も聴いたら分かります……。いや、分かりませんはこれは。途中から調子が上がってくる人も居ます。もちろんその反対も。
単純計算で10分の動画を28本再生したら280分。つまり4時間と40分かかります。実際には6時間以上かかりました。感想をメモしたり、とりあえずの点数を付けたり、感心したり、それは違うと突っ込んだり、疲れて寝てしまったりで。
ここまでで予選通過が決まった人は数人だけ。突出してる人が少ないのです。あとは同じくらいのレベルの人がほとんど。ここが当落線上に居るので大変でした。何度観直したか分かりません。そして心を鬼にして10校を選び、16校を選びませんでした。
北は東北から南は九州までたくさんのエントリーありがとうございました。決勝でお会いしましょう。でも交通費は出ませんよ。
「尼崎落研選手権」の決勝は12月14日(日)午後1時から尼崎市の近松記念館で開かれます。どなたでも入場できますよ。
こんなんがありました。去年の「尼崎落研選手権」がYouTubeで見られるんです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=QwWFMUBIVWM&t=2s
この記事へのコメント