桂米二一門会@繁昌亭と京の噺家桂米二@内幸町

26日「桂米二一門会@繁昌亭」と27日「京の噺家桂米二でございます@内幸町ホール」が終わりました。二日連続で大事な会、しかも大阪、東京だったのでさすがにくたびれました。昨夜はホッとして飲み過ぎましたが……。今は大井町のホテルでゆっくりしております。 どちらの会もお客様は素晴らしくて、演者が理想とする反応、笑い声を返していた…
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算段の平兵衛

45年前、私は武庫之荘の桂米朝の家に住み込んでおりました。修業中は師匠の用事や家の雑用など一杯することがありましたが、今から思えば一番充実した時代でした。稽古もしたし、本も読めたし、勉強もしました。ま、遊びに行けないという事情がありましたから。 うちの師匠の家には膨大な量の本がありました。また古い録音テープもたくさんありました。カ…
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寝床

「寝床」という面白い落語があるとは知ってたけど、なかなか聴く機会がなかったんです。落語会もほんとに少なかった。これは私が高校1年生の時のおはなし。 ある落語会で、近くに座ってた当時の常連のNさん(今、どないしてはるのやろ?)が熱く語っておられました。桂小米(後の二代目枝雀)さんの「寝床」が面白いと。それも事細かにギャグの解…
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質屋蔵・猫の忠信

「質屋蔵」を初めて聴いたのは「島之内寄席」でした。戦後初の上方落語の定席と言われた「島之内寄席」、上方落語協会の悲願でしたが、月に5日間だけ島之内教会で開かれていました。そこで聴いたのがうちの師匠、桂米朝の「質屋蔵」。「質屋蔵」という落語はタイトルだけ知っていました。サゲをそのままタイトルにするという安易に名付けた落語が多い中、この噺は…
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代書・まめだ

「代書」は私の大師匠に当たる……あ、大師匠の意味分かりますか? 師匠の師匠が大師匠。親子関係に例えると父の父でおじいちゃんです。そのおじいちゃん、四代目桂米團治師匠がつくった昭和15年頃の新作落語が「代書」。三代目春團治師匠は「代書屋」と「屋」を付けてはりましたが、原作では「代書」でした。 昭和15年というと、ジョン・レノンが生ま…
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